ちぎり

 

ちぎり
 

お客さん持ち込みの『一枚板』これからカフェで使うテーブルの脚を作らせていただきました。
素朴な脚をとの事でした。
打ち合わせの時に、お店をする時に大きなテーブルを、ドンと置くのが夢だったのと言う思いをお聞きしました。
長い事保管されていた板は厚みが3センチ、うーんってほど反っていました。
削り直してしまうと、かなり薄くなってしまいます。
板の色は濃くなりとても良い風格がありました。シミも味です。
せっかくここまで育った板、削り直すのはもったいないですよね。ここまで育てるにはかなりの年月がかかりますからね。
この感じは作りたくても作れません。長年使う事で出た味わい。『木の良さ』の一つです。
大切に長く使うって大事な事ですよね〜 使い捨てって!
脚も色を付けたりしないで色が濃くなるのを!直に馴染んでいくと思います。
マツ材を使用したので色の上りも早いと思います。
オイルを塗ったら良い感じ、削らなくて良かったですね。
『契』(ちぎり)形からちょうちょと呼ばれたりします。板が割れている時に、これ以上割れが進まないようにする手法です。
思いを聞くと、ちょっと一手間。
 

ちぎり
 

テーブル